こっくりさん…
こっくりさんって知っていますか?
「こっくりさん、こっくりさん…」と唱えて狐の霊を呼び出すアレです。
なぜか祖母と話していてこっくりさんの話になりまして。
祖母の小さい頃に流行っていたそうです。私もホラーゲームやらホラー映画やらで取り扱われているので少しだけ知識がありました。
祖母たち(祖母の友人達)がおこなっていたこっくりさんは、紙に数字やひらがななどを書いたものと3本のお箸を使っておこなっていたそうです。
目隠しした人が3本のお箸(束ねて三脚の様な形にしたものらしいのですが)を持って、呪文を唱えて聞きたい事に答えてもらう、というのがやり方。
祖母曰く、狐と犬の相性は良くないので戌年の人は参加させてもらえなかったらしいです。
私が知っていたのは硬貨を使っておこなうものだったので、やり方の違いに驚きました。私が知っているやり方は硬貨に数人が指を乗せておこなうやり方。
祖母たちがおこなっていたやり方は目隠しした人がお箸を持つのに対して、私が知っているやり方は誰も目隠し等しない方法。
祖母たちがおこなっていたやり方の方が、なんだか信ぴょう性があるなあと思いまして。硬貨に数人が指を置いておこなうやり方だと誰かが力を込めて指を動かせば動くわけで…。それに対して目隠ししている人の持つお箸が動く方が狐が降りてきたんだ!と感じませんか?
昔は呆けてしまうと狐に取りつかれたという事になっていたそうです。神社などにお祓いに言ったりもしていたと祖母が言っていました。今では認知症という事になるのでしょうけど。
どうして祖母とこっくりさんで熱く語り合う事になったのか一切思い出せないんですけど…。これも妖怪のせいなのか。ネタが古いですね。
ま、そんな下らない話で盛り上がれるくらいには気持ちも浮いて来たという事ですかね。