傷つくということ
体重52.2kg
書こうかどうか、迷っていた話題があるんですけど。今日のお昼の番組見て、書くことにしました。
というのが、とある俳優さんの話。名前は出しません。今この時期にこの話題と言うだけで分かる人は多いと思うので。
罪を犯して、捕まって。
舞台のお稽古中だったそうです。確か、今週末から上演される予定のもの。
映画も公開されるそうです。これも今週末のものだったかな。
私はこの俳優さんが特別好きという訳では無かったけれど、名前と顔は知っていたし。好きな俳優さんと共演されていたりもしたから、このままもっと名前が出るようになれば、出演していた作品ももう一度注目を集めるだろうし、そうなれば他の俳優さん方にも目を向けてくれる方がいるだろうし。
そういう期待を持っていました。こういう感情はこの俳優さんだけではなく他の方にも思う事です。
ちょっと前にもテニミュ出身の俳優さんで捕まった方が居ます。その時にも思った事ですけど、
こういう、悪い報道の中でその俳優さんの経歴が紹介されて、テニミュとか仮面ライダー出身俳優とか言われるのがとても悲しいのです。
もちろん、事実なのですから、それを報道する事になんの問題もないのでしょうけれど。
その俳優さん自身にダメージがつくのは当然だと思います。いけない事をしたのだから。罪は償うべきです。
でも、その俳優さんの出演していた過去作(現在進行形なんて最悪すぎます)を、マイナスなニュースで知られる、とその作品にもダメージがつきますよね。
ダメージとまではいかないのだとしても、良い感情でそれらのニュースを見る人なんて居ない訳だからやっぱりいい物ではないのでしょう。
仮面ライダー俳優、と一括りにされて。いいお話じゃないから細かい作品名なんかは出されていないですけど、調べれば出てきてしまうし。
テニミュも仮面ライダーも出演して、それで終わりではないと思うのです。今回はこの2つに限ってお話しますけど。
つい先日、現在のテニミュのドリライに1stシーズンの出演者がゲスト出演する、という情報を見ました。素直に嬉しかった。今の10代とか若い子たちはリアルタイムを知らないのかもしれないけれど、そういう過去があって今があって。それを受け入れてくれているのかな、同じ作品に出ていた先輩と思ってくれているのかな、と。
もちろんそんな事には興味ないよ、今の現役の人たちだけを見に行くんだよ、と思う人も居るだろうけど、制作してらっしゃる方々の温かい想いとか、見に行く方々の温かさとか、そういうものが透けて見えた気がしました。
仮面ライダーだって、10周年とか、節目の年にイベントをしたりしています。主人公に限った話なのかもしれませんが、先輩として新しい映画等作品に出演していたりしますよね。このシリーズだって温かい現場なのだと思うのです。先輩をリスペクトして、後輩になにがしかが引き継がれて。小さい頃に仮面ライダーになりたい!と思ってそれを叶えた俳優さんだって居るわけですし。
どちらの作品も過去に出演していた、という事実がとても大きいと私は思ってしまいます。もちろん、この2つに限った話ではありませんけれど。私にとってはこの2つは影響力の大きなものなので余計にそう感じてしまうのです。
最初にニュースを見たのは先週です。何曜日か忘れましたけど、午後のニュース番組で、15時の速報ニュースのタイミングで。
「仮面ライダー俳優逮捕」というフレーズでゾクっとしたのです。考えたくない事だけれども、何人かの俳優さんが思い浮かびました。そうでなければ良いな、と祈るような気持ちでニュースを見ました。
先にも書きましたけど、この俳優さんを特別応援していたわけではありません。けれども大きなガッカリ感を抱きました。もし本気で応援している俳優さんだったら、その時が来ない事を祈りますし、考えたくないですけど、そうなったときはガッカリどころでは済まないでしょう。大きなショックを抱えると思います…。
今日のお昼の番組で、特撮ドラマに出演されていた大御所俳優さんが、わざわざご自身が出ていたドラマの名前を出し、小さな子に応援されたエピソードを語ってくださいました。私はその話をして下さったという事がとても嬉しかったです。喜ぶべきニュースの内容ではありませんでしたけど、こんな大御所さんが出演していた作品一つ一つに思い入れを持って大事にして下さっているんだな、と勝手に思ったからです。
俳優さんとか芸能人というお仕事の事、詳しくないです。見えている部分しか分かりません。でも、関わった作品に思い入れがあるならば、現在と未来にそういう作品が控えていると分かっているなら、たとえお酒が入っていたとしてもこんな事にはならなかったように思うのです。これは私の勝手な考えですけれど。
この俳優さんのニュースがこの先どのような扱いをされるのか分かりません。今週が終わればわざわざ取り上げて触れるニュース番組もなくなるのかもしれません。その他のニュースよりも取り扱いが少ないのかもしれないけれど、大きな傷を負ったような気がします。傷ついたのはもちろん、私などではなく、俳優さんが関わった作品たちであり、それらを愛していた人たちです。俳優さん自身と交流のあった方だって少なくない訳で。そういう方々のことも傷つけたんでしょうね。